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2014年4月6日日曜日

[温故知新]レトロゲーム研究 「セプテントリオン」の巻

Shunです。

古きゲームから学ぶこともあり、温故知新シリーズ。
さて、今回は、、、

名作パニックアドベンチャー

「セプテントリオン」(スーパーファミコン)

はい、温故知新シリーズもついにファミコンからスーファミに!
(昔書きためたレポートは果たしてどこまで持つのか!?)

むかーしに購入してバッドエンドみるのが精一杯で投げた本作。
ベストエンディングを見たいと思って再プレイ。
自力でプレイするとまず救助者リストのデータ作りからやらないとムリ。
とてもそんな時間かけたくないので攻略サイト様を参考。
本ゲームはすばらしいサイト様があります。
EDが5種類、しかも主人公4人ともあるのか。ボリュームあるなー。

以下、基本データとレビュー、ついでに攻略のメモ、文末に改善案。

!!!以下、ネタバレありなので閲覧注意です!!!

・基本データ
1993年発売のSFCソフト。
販売はヒューマン。
開発はサイト「ゲームカタログ」によるとフィールド、知らない名。
ヒューマンのパニックソフト第1弾。第2弾は「ファイヤーメン」。
PSにリメイク作があるが評判悪い、3Dポリゴンの別物。
SFC版は名作と名高いのだがVCは未配信。
どうも権利がごちゃごちゃしているらしい。

・パニックアクションアドベンチャー
プリンス・オブ・ペルシャを思い出す、
リアルなもっさりした動きの2Dアクションゲームの形。
ここはTV局(※)か!と思うぐらいものすごく入り組んでいる船内を
人々を救助しながら脱出するのが目的。
※TV局の内部はテロ防止のため複雑になっているらしい

ステージがグラグラ傾いてその傾きを利用して進むのが
アクションの最大の特徴。
アクション要素はそう高くはなく、
主人公ができるのはジャンプとつかまったりぐらい。

アドベンチャーのほうに力が入っている。
死地での多数のキャラクタとの会話が見どころになる。
会話は応答と無視で変化するのでただ会話を進めればよいわけではない。
主人公に対して暴言や皮肉など邪険に扱われることが多く、結構イラつく。
4人の複数主人公、救助した人によってEDが変化するスタイル。

・グラフィック
あまり美しいグラではない。
おそらく回転縮小するために工夫されていてこのグラになっている感。
ラストのボイラー室はけっこうキレイだったりする。

・操作性
もっさりアクションで快適とは言えないが、
それはこのゲームの制約で面白みを出すためと思う。

LorRで仲間を呼び寄せたり、押しっぱなしで引きつけて歩けるが
押しっぱなしは結構めんどい。マップをみると無駄に回転してしまうし。

それより問題は仲間の動き、
よく引っかかって永遠とジャンプしたりしてイライラする。
別の場所に集合点を設定したり、傾いたりするまでどうしようもなかったりする。
これはバグに近いよくない仕様と思う。
上達したらそういうふうに引っかからないように移動させるクセがつく。

・音楽
雰囲気とあった良好な音楽が多い。
ラストのボイラー室の音楽は名曲ではないかな。

・難易度高いよ
ゲーム中にヒントがほぼないので
初見はどこにいったらいいのかどうしたらいいのか
まったくわからずいたずらに時間ばかり経過してまず溺れ死ぬ。

まずマップの存在に気づかないと何度やってもまったく進めないと思う。
そのマップもいやらしい。
取得するには受付嬢に話すor調べる必要があるが
「マップゲット!」とか出ないのでいつの間に持っていたの?となる。
(ルークははじめから持っていて優遇)

で、このマップには連絡通路のマップしかない。
現在位置と脱出口は書かれているが、それは連絡通路にいるときだけ。
このゲームは連絡通路の裏に各施設が複雑に入り組んでいて、そのマップはない。
なので、手描きでマップ作りしないとまともにプレイは難しい。
その手書きマップに救助する人々の場所を書き込んで、
なんども失敗してルートを構築してやっとベストなEDに辿り着けるという感じ。

そのEDの条件もゲーム中には明確に提示されていないが。。。
攻略本がないととてもじゃないけどやってられないと思う。
(あれ?攻略本出てたっけ?)
攻略サイト作った方は偉大。

・待ち待ち待ち。。。
傾かないと進めない場所が多いので傾き待ちが多くなる。これが面倒。
私は待ちがキライなのでこのゲームがあまり好きになれないわけで。
ボタン押したら早送りとか時間を進める機能があったらよかったなと。
あと、このゲームは会話シーンも時間が流れる特徴。
なので会話の文字送りがないので会話がダルい。
これはリアルタイムに進む本ゲームの特徴から仕方ないところか。

・絶望と狂気
このゲームの会話テキストはすごく凝っている。
絶望に苛まれてワインを飲みあさる人や頑張っても無駄だからと怒る人、
面倒なキャラが沢山。
会話をしていたら主人公に食って掛かる人も多く、また面倒。
この会話が良いのでアドベンチャー好きは名作という人もいるのだろう。
私はイライラするので苦手。あーさっさと会話送りをしてぇと思ってしまう。

・セーブとかないよ
途中経過の保存とかない。
なのでやり直しが効かないので緊張感が出ている。
まあ、1時間内で終わるゲームなので問題ないと思う。

ただEDの数があるので、見たEDはリスト化されて
全コンプでご褒美とかあったらやりこみがいがあったかもなーと。
あと、会話数も膨大な種類があるので
リスト化したらやりこみとして面白いと思ったり。

・EDがぐっときた
イライラしながらやってみたED。
まず、航海士ルークで3種類見てみた。
ひとりクリア、救助隊に一人で逃げてきたのか!と叱責される、しょぼーん。
オーナーだけつれてクリア、オーナーに「道連れだ!」と射殺される、唖然。
オーナーとその他大勢つれてクリア、オーナーの自害を食い止めてハッピーエンド。
ハッピーエンドはぐっときた、苦労したかいがあったわーと。
このゲームはやりこんで評価されるべきなのかもね。

・やりこみメモ
ゲーム中にはリストとかないのでEDの内容をちょっとメモっておこう。

先の攻略サイト様によると
1.1人で脱出
2.「重要人物」を無視した場合
3.「重要人物」を途中で死なせてしまった場合
4.「重要人物」を助けているが、合計ポイントは25未満
5.「重要人物」を助けていて、かつ合計ポイントが25以上
の5つのEDがある。
せめて全主人公のハッピーエンドぐらいみておくかな。
→あれ、ルークを埋めていたけどオカシイ。
  オーナー無視で点数によって違う。5種類以上ないかな。
→調べた。ニコ動にあった動画から。
  http://www.nicovideo.jp/watch/sm15338709
  ルークだけは他者と条件が違うっぽい。
  重要人物のロストでのED変化はなく、
  重要人物いない状態で仲間の合計点で分岐するとのこと。
→結局、自力で全EDを見た。。。疲れた。。。
  仲間の予想しない動きが一番怖い、特に水中とか。
  あと、垂直になるタイミングを読んで安全なところで待つのも大事。
  上記2つで失敗してすんなりとEDコンプできず、ブチ切れたこと何度か。
  同じルートなのに単調にならないゲームバランスがスゴイのか。

[建築家キャプリス]
1.1人
  救助隊さっさと引き上げるが自分一人助かる
2.「重要人物」無視
  エイミーを助けに戻りエイミーと抱き合いながら水の中、助からず
3.「重要人物」途中死亡
  エイミーが死んで複雑な心境になるが助かる
4.「重要人物」有り25未満
  行き止まりでエイミー含めてみなが倒れて助からず
5.「重要人物」有り25以上
  落ちそうになるエイミーを引き上げる。数年後、エイミーのあどけない笑顔がここに

[牧師ガードナー]
1.1人
  行き止まりに閉じ込められて船底叩くが助からず
2.「重要人物」無視
  行き止まりに閉じ込められて船底叩くが助からず
  ※1人のときと同じ。ポイントで変化する?
3.「重要人物」途中死亡
  行き止まりで待つが救助が来ずみな次々倒れて助からず
4.「重要人物」有り25未満
  ハリーを助けに戻って助からず。
  ※ハリーも助かっていないはずだが
     EDの救助者リストにハリーが入っている残念バグあり
     他のテキストは完璧なのに。。。
5.「重要人物」有り25以上
  ハリーを助けに戻って無事脱出。数年後、3人の子供たちと記念撮影

[航海士ルーク]
1.1人
  救助隊から叱責され再び船内に戻り助からず
2.「重要人物」無視25未満?
  行き止まりに閉じ込められて船底叩くが助からず
3.「重要人物」無視25以上?
  行き止まりに閉じ込められて船底叩いて助かる
4.「重要人物」有り25未満
  オーナーに道連れだと言われ射殺される
5.「重要人物」有り25以上
  オーナーの自殺を食い止める。数年後、船上で慰霊

[医師ジェフリー]
1.1人
  地上に出るが力尽きて助からず
2.「重要人物」無視
  アデルを助けに戻ろうとするが救助隊に無理やり連れて行かれ助かる
3.「重要人物」途中死亡
  行き止まりで絶望、しかしアデルの声で奮い立ち船底叩いて助かる
4.「重要人物」有り25未満
  アデルを残して船内に戻って助からず
5.「重要人物」有り25以上
  さあ手を…(冒頭のダンスシーンの伏線)。数年後、古き思い出に乾杯

・ところで「セプテントリオン」って何?
てっきり船の名前かと思っていたら違う。船の名前は「レディクリサニア号」。
セプテントリオンというのはラテン語で「北斗七星」を意味するらしい。
しかし、ゲーム中に北斗七星なんて出てきたかな?
EDの星空のシーンに北斗七星がでている?後でチェックしよう。
ふむ7つの星、連れ行ける仲間は最大7人、
その連れて歩く姿から北斗七星と言っているとか。
あながち合っているような気が。
→無事脱出EDの画面上に北斗七星っぽいのがある???違う?

・唯一無二のゲームシステム
回転して角度が変わることを利用して進めるステージ、
このゲームシステムは他に知らない。
脱出口や救助者のいる場所は固定だが、
回転のタイミングはゲームをするたびに変化するので
同じルートでプレイしてもまた違った形になる特徴がある。
なるほど、よく出来ている。

ただ、ラストのボイラー室は回転しないので単調になるのが残念。
EDを埋める際は作業的になる。
脱出口がいくつかあっても良かったかもしれない。

・実はボリュームがすごい
EDも多いが、救助者も多い。
ほとんどの救助者は点数が低いので助ける価値ない(ひどい)のだが
そのドラマは一見に価値があるものになっている。
4人の主人公毎に会話テキストが違う、
別の主人公で会話すると真実が見えることもある。
全部見ていくのはちょっと大変。さすがに断念したい。
どっかの動画で済ませる私を許し給え。

・便利Yボタン
仲間に手を貸すこのコマンド、かなり万能というか重要。
引っかかっていても救いあげればちゃんと動いてくれる。
ラストのボイラー室では過剰にY連打していくのが攻略のポイントかと。

・便利ワープ
ちょっとバグくさいけど重要なテクニックのひとつ。
仲間みな集合すると赤矢印になるので、
その場所でLorRを押しっぱなしにして移動すると
仲間がぞろぞろついてくる。
この状態で扉に入ると、
仲間全員が一瞬でワープしてプレイヤーのところに現れる。
いちいち仲間が集まるまで待たなくていいのでこのテクは重要。
知らないとクリアがむずい。

・「死」の漢字
テキストには漢字が一部使われている。
しかし「死」という漢字使われない。(EDでは使っていたかな)
たびたび死んでいるシーンに出くわすが
「しんでいる」という形でひらがなで表現。
これはひらがなを使うことで直接的な表現をさけた工夫なのかな。
このスタッフの人はよく考えている。
→EDで「死亡」という言葉がでる。
  「死」の漢字のフォント自体はあるので会話中に「死」を使っていないのは意図的。

・バグっていきなりED
医師ジェフリーでプレイ時、アデルとネイソンを助けて
制御室に入って奥の扉近くの死体に話しかけると
「アデル、ひかりだ。。。」のセリフが流れ
プレイヤーがムーンウォークで壁を突き抜けて歩いてEDに切り替わった。
詳細は不明だが同じ行動で2回ともなった。
ちなみに全滅EDパターン。


~~~改善点~~~
よく練られている完成されているゲームシステムなんだが
私はイライラしながらプレイしていた。待ちが多いのだ。
なので「早送り機能」があったら良いと思う。
都合よく傾くまで早送り、会話を早送りとか。
会話については単純にスキップ機能にしたらよいと考えるが
このゲームは会話中にゲーム内時間が経過しておりそれが
重要なゲームバランスになっている。
そのため単純に会話スキップさせるとゲームバランスを崩すことになるので
会話を早送りした分時間も進む形がよいかと。
しかし、この早送りはゲームの雰囲気を崩すかもなので人によると思うが。

やりこみ要素救助者リストがあればな。
このゲームはベストEDを見るためには
ポイントが低い救助者は助けないほうがよい。
が、どの救助者との会話シーンにも味があるものがあって勿体無い。
主人公別に救助者リストを埋めていくやりこみ要素があってもいいと思う。
膨大な数があるので大変だがやりがいが出てくる。

ただ、早送りも救助者リストも効率的にゲームするという打算的な意見。
そんなんなくても、すでに完成されているアドベンチャーゲームと思う。

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