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2014年3月2日日曜日

[温故知新]レトロゲーム研究 「CITY ADVENTURE タッチ MYSTERY OF TRIANGLE」の巻

Shunです。

古きゲームから学ぶこともあり、温故知新シリーズ。
さて、今回は、、、

橋の下で泣いたりしない

「CITY ADVENTURE タッチ MYSTERY OF TRIANGLE」(ファミリーコンピュータ)

長いタイトルだが漫画とアニメが大ヒットしたあの「タッチ」のゲーム。
昔プレイしたときはどこにいきゃいいのかほんとうにわからず投げた。
またちょっとプレイしてみたが山の廃学校みたいなところに迷い込んで頓挫。
なにしろ1匹目のボスすらたどり着けない。

早々に攻略サイトさまに頼ってクリアした。4時間ちょっとぐらい。
アクションの難しさはないのでアイテム管理を気をつければ良いだけ。


以下、基本データとレビュー、ついでに攻略のメモ、文末に改善案。

・基本データ
1987年3月発売。(86年と87年ばかりだな。。。)
発売は東宝、開発はコンパイル。
タッチのアニメ放送は85年から87年3月まで。
アニメ放送終了直前の発売。時期は良い。

東宝のゲームというとFCは「ゴジラ」「燃える!お兄さん」、
SFCはらんまのゲームをいくつか出している。タッチは処女作。

そして開発は後日ぷよぷよで一世を風靡するコンパイル。
当時のコンパイルはシューティングゲームに定評があったっぽい。
まだ魔導物語も出ていない時期だが。

このゲームはあまりに原作無視な内容に
原作者あだち充先生が激怒したとかしないとかの噂がある。
まあ、怒るのも納得だが。
このゲームの出来から考えると、
ほんとにコンパイルだったのかなと思ったりもする。
スタッフクレジットがないので確認もできない。

・広大なマップを探索していくアクションアドベンチャー
上下にマップがつながった左右スクロールのステージを
達也と和也を操作してパンチ(犬じゃなく拳骨ね)とボールで変な敵を倒しながら
パンチ(これは犬のほうね)の子供10匹(なんか多いね)探しだすアクションゲーム。
わらわら出てくる敵をパンチで倒していく様は
ファイ○ルファイト的なベルトスクロールアクションっぽい。

このゲームの画期的?なシステムとして達也の和也の同時操作がある。
1画面に達也と和也が存在していて、
セレクトボタンで達也と和也を切り替えて操作する。
操作していないほうは自動的にゆっくりあとからついてきて、
攻撃ボタン押すと同時に攻撃する。

この二人は性能は同じだがライフ(=経験値=お金)が別勘定。
さらにアイテムも別々に持てる。
ボスやパンチ子供を探すためにはアイテムが必要で
ふたりのライフとアイテム枠を計画的に使う必要がある。

で、このゲームは2人プレイできて、その場合は固定で達也と和也を操作する。
同時に2人プレイができる点は評価できる。

あと、南の存在。1画面内には達也と和也と南の3人が必ず入ることになる。
操作キャラが先行しても他のキャラが止まっているとスクロールできないようになる。
南は操作キャラの後を付いてくるように自動的に動く、しかし遅い。
南は無敵キャラだが攻撃を食らうと座り込んで泣くのでほったらかしにもできない。
(この泣いてる様はなかなか良い)
この誘導がちと煩わしく感じるが慣れるとそうでもない。
操作キャラと双子の片割れの間に守るように
南が配置されて動くことが多々なので意外とすんなり進める。

・グラフィック
意外と豊富なグラ。
敵キャラはやたら多彩。
クリアしたがまだ見たことないのがいるかもしれない。
タイトルのイラストはまあ普通。
エンディングのごほうびキスシーンは軽くアニメーションするのだが
これがなかなかハイクオリティ。

・操作性
ちょっと煩わしい。
Aボタン押しながら左右ボタンでアイテム選択。
Bボタンで攻撃orアイテム使用。
セレクトでキャラ交代。
スタートでポーズ。ポーズ中にセレクトでパスワード表示。

住人にアイテム使用するときはA押しながらB。
Aボタン押しながら~の操作がちと面倒。なぜわざわざ。

アイテム選択選択するとき時間が止まらないので慌ててしまう。
ポーズ中に選択でも問題なかったはず。

ま、慣れればそう悪くない操作感ではある。
パンチでバンバン攻撃できるのはなかなか爽快。

・音楽
タイトルやゲーム中にアニメ・タッチの初代OPのアレンジが流れる。
このアレンジあまり良くないな。サビを聞いてああタッチかとやっと気づく。
あと、このゲームの妙な仕様に、画面が切り替わると
このアレンジとステージ曲が交互に流れる。
音楽に変化があって良いと考えるか落ち着きが無いと考えるか。

私はアレンジ曲がもうちょっと良かったら悪い仕様ではないと思うが。
ちなみにステージ曲が豊富にあるのは良い。なので切り替える必要ない気もするね。

・広大すぎるマップ
まあ広大なのはやりがいがあって良いと思うが
問題はどこに行けばよいのかまったくわからない点。
パンチ子供を探す順番はラストの2匹を除いて好きな順番でOK。
それ故にどこに行けば良いのかわからん、自由度が高い弊害。
このゲームがクソと呼ばれるのはそこにある。
マップ機能とかないのでチラシ裏全体に
自力でマッピングしていってなんとかわかるか?

アイテムの使用用途も難しい。
店には多数のアイテムがあるがほとんど無意味なアイテム。
しかし、アイテム交換やマップを通過するのに
必要だったりボスの弱点だったりするのがある。

これらを知るにはいちおう住人の話しからわかるようになっているが
家々を回るのがものすごく労力になるし、
どこの何にについて言っているのかわからんかったり。
オートマッピングと情報のメモ機能でもあれば自力でもなんとかなるか???

・攻撃の単調さ
基本ステージはパンチとボールを投げるだけ。ナイフを装備してもパンチ。
ボス戦は一部のアイテムを上部に投げれる。
アイテムはたくさんあるのに攻撃が単調すぎだろ。

・変なパスワード
パスワードを表示すると、たつや・かずや・みなみの3人のパスワード表示になる。
別々に管理している?でもみなみは成長しないしアイテムも持っていないけど???
これは単純に3行のパスワードということと思う。
タッチっぽさを出したかったのかな。無意味。

パスワード入力時も3人別々に入力する。3行を1行ずつ入力しているだけだろ。
あとパスワード入力画面の音楽はフィードバックしていく謎演出。
そのうち聞こえなくなる。なんだこれ?


~~~改善点~~~
地図とオートマッピング機能、住人や店も位置がわかるように。
オートマッピングがあるとマップを埋めて探索するだけでも楽しいよね。
パンチ子供場所が地図上に点滅して教えてくれるように。
これでどこに行けばよいのか目安になるか。

アイテムを好きな時に捨てれるように。
もしくはアイテムの所持数限界なしにする。
アイテムの所持数はリュックを使って8つ。
捨てるときはなぜか無言住人に渡すことで捨てる謎仕様。
いつでも捨てれる改善でもいいけど、せっかくいろんアイテムがあるので
アイテムを集める楽しみいれてもいいと思う。

そして最後にタッチのキャラにしない。
このゲームはもともとはオリジナルのキャラのゲームくさい。
それに知名度高いタッチのキャラをちょっとだけ入れ込んだように見える。

このゲームがクソと叩かれるのはタッチの設定を生かしていない、
というか壊している点が大きい。
広大なマップを探索、ふたり同時プレイシステム、悪くないアイデアだったと思うよ。

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