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2014年3月23日日曜日

[温故知新]レトロゲーム研究 「アイギーナの予言」の巻

Shunです。

古きゲームから学ぶこともあり、温故知新シリーズ。
さて、今回は、、、

これもハレー彗星系

「アイギーナの予言」(ファミリーコンピュータ)

軽快な音楽と独特の攻撃方法、ちょっとやると結構面白いんだが、、、
進めない。。。1面から次の面に進めない。。。
アクションが難しいのではなくステージの出し方がわからない。。。
進めないゲームは「クソゲー」と呼ばれてしまう。
攻略サイトさまの力を借りて進め方を理解しないととても自力ではムリ。
それでも断念しそうになりつつ、なんとかクリアはした。

以下、基本データとレビュー、ついでに攻略のメモ、文末に改善案。

・基本データ
1986年11月発売。(花の86年組!)
発売・開発共にビック東海。
ビック東海というとFCの「突然! マッチョマン」や「ゴルゴ13」などが印象深い。
ちょっとバカっぽく濃い演出が特徴だった。
ちなみに本作は「バルバルークの伝説」の続編の位置づけ。
バルバルークの伝説はアーケードゲーム。85年か86年に稼働していたっぽい。
http://www.youtube.com/watch?v=ovIBkxm_3e4
単純なステージクリア型アクションだが特徴的なシューターでの攻撃に共通点ある。

・自力攻撃不可の迷宮探索アクション
何段かの段差があるアクションパズル風のステージ構成。
本ゲーム最大の特徴は「自力攻撃不可」。
敵投入口から敵が無限に湧いて出てくるが主人公は自力で攻撃ができない。
マリオブラザーズのように床を下から叩くと「シューター」と呼ばれる
栓抜きみたいなオブジェ出現。
シューターに重なってジャンプすると左右に弾が発射され敵を倒せる。
シューターは一度使うと使えないがほこらやステージ切換すると復活する。

一定数敵を倒すと次のステージへの入り口が登場して進むことができる。
ステージ上には宝箱とほこらが存在することがある。
宝箱は敵がたまに落とすカギで開けることができ、
クリアに必要なカギや神器や石版や換金アイテムなどが手に入る。

ほこらには老人たちが迷宮攻略のヒントをくれたりする。
宝箱から得たアイテムに対して情報をくれる。
老人の情報にはお金が必要なものもある。お金は敵を倒すとたまに手に入る。

店もありカギを購入したりアイテム買い取ったりしてくれる。
結構高値で買い取ってくれてお得。

迷宮は5つあり、ドラクエ風のちょっとしたフィールドマップを移動して突入する。
一度クリアして迷宮は何度も入れる。
他の迷宮で入手したアイテムがないと神器が手に入らなかったりする。

基本、老人の情報から神器の取り方を推理して攻略していく形になる。
残機制でゲームオーバーになってコンティニューすると
お金とカギを失って迷宮の初めからになる。
アイテムは失わないのでそこそこ良心的。
パスワードコンティニューも可能。

・グラフィック
当時のFCレベル。
ひらがなのフォントがあるので文字はわりかし見やすい。

・操作性
アクション面は良好だが。。。
Aボタンでジャンプ。↑Aでハイジャンプ。↓Aでアイテムを入手。

Bボタン単体操作はなし。
AとBボタン同時押しで保持攻撃アイテムを使用。

スタートボタンでポーズ、ビープ音が暫く残る不快なポーズ。

この操作で重要なのは「ハイジャンプ」、操作方法はサイトをみて知った。
使いこなさないと進めない場所多数。
ジャンプの軌道は上昇時も下降時も左右に移動できる。
このため操作感は良く感じる。

問題は老人・店との会話シーン。
「はなす」「おわる」「はい」「いいえ」の4つのコマンドを上下で選択する。
なぜかはじめから「はい」「いいえ」が表示されているが
会話の流れで選択する形になる。

このコマンド選択のカーソル移動が妙にウエイトがかかっていて反応が悪い。
上下押したのにカーソル移動しないことが多々。
なので間違えてコマンド選択しそうになる。
これはパスワード入力画面のカーソル移動でも起きる。

あと、老人はアイテムを見せたあとそのアイテムを必ず欲しがる。
老人に渡しても金にならないのでウザイだけ。
「はい」「いいえ」を選択しないと「はなす」も「おわる」を選べない。
ただBボタンでキャンセルしてすぐ「おわる」を選択できる、知っておくと便利。
持ち物整理には使えるがお店に売ったが金になるので得。
→調べると持ち物の取得限界は6。
  結構すぐ溜まるので後半は老人に渡して捨てるのも大事になるか。

・音楽
全般的に良好な音楽。ステージよって音楽が変わるので良い。
ステージ開始の「ピロピロピローン」のSEが印象的。

・一番の問題は「フィールドマップ」
ゲーム開始して入れるのは近くの迷宮だけに見える。
マップには他の迷宮も見えるが行くことが出来ないようにみえる。
ふつう、この迷宮をクリアすると次の迷宮への道が開かれるんだろうなー、と思う。
で、一番目の迷宮をクリアすると、あ、なんかほこらは開いた。
行くとパスワードが聞けるだけ。
次の迷宮にはどうやっていけば???迷宮内にヒントが、、、ないなー。
で、詰まる。

このフィールド、ある特定のポイントを歩いたり押したりすると
次の迷宮への道が開く仕組みになっている。
そのポイントを知っていれば実は初めからすべての迷宮に入れる。
ゲーム中にはヒント見当たらず、説明書には抽象的に書かれているとか。
次に進めるヒントが明確にあれば、このゲームの評価は違ったと思う。

・隠し部屋のヒント
神器が隠されている隠し部屋への入り方、これもわかりづらい。
なにしろ1面も自力ではわからなかった。。。
「出口前の部屋の床を3回叩け」。
ジャンプ場所、一個ずれていたわー、、、つーか、わかるか!
何かアイテムを持っていたら隠し部屋を開くポイントを
教えてくれるとかだったら良かった。

・老人たちの情報
老人たちの情報は無意味なものが大半。
大事な情報でも、その迷宮の話しではないものもあってわけわからん。
当時のFCのゲームってこういう無意味な会話テキスト多いね。

・変なギャグ演出
パスワード入力ミスとすると老人テキストが様子が変わっていって
4回ミスすると火を吐いて怒りだして、パスワード入力不可になる。
タイトルにも戻れないのでリセットするしかない。
前代未聞の演出だが私個人的にはキライじゃない。
あと、お店のおやじのおやじギャグとか、妙にテキスト凝っているね。

・意外と感心する良い点
一度クリアした迷宮にまた入れる。
次のステージへの入り口が開いたままなので
敵を無視してアイテム等の回収だけして進める。
当時のこの手のゲームでは画期的な仕様と思う。

・好きな迷宮から攻略可能な自由度
ただ、カギを入手して出口に行かないと出れないけど。
一部の迷宮は難しいので注意が必要。
隠し部屋を知らないと出れないものも。
→勘違い。前の迷宮をクリアしないと次の迷宮に進めない。
  自由度が有るわけではい。
  最後の迷宮だけはなぜか入れるが、
  オーラーパーツ持ってないと進めない、途中に出口ある特殊な仕様。

・難易度のバランスが良い
最初の迷宮は操作に慣れれる簡単な形に。
後のステージからいやらしい敵が出てくる。
クソゲーによくある開始時点から太刀打ち不能というかたちではなく
良質なバランスと思う。

・宝箱の復活
入手したアイテムを渡したり売ったりしても
そのアイテムの宝箱が復活しているのでまた入手可能。
人形は高く売れるのでお金稼ぎに良い。

・シューターや攻撃アイテムの復活
ほこらやステージ切り替えすると復活する。
「魔封じの玉」という強力な攻撃アイテムも復活するので楽に敵を倒して
カギやお金を稼げたりする。

・成長要素?
オーラパーツを入手すると攻撃アイテムの持てる数と残機最大数が増える。
ゲームがちょっとやりやすくなる。

・攻略メモ
神器がないとオーラパーツが取れない、ちょっと複雑なので攻略順をメモ。

Stage1ギゼの洞窟(開始してとなりの門)。
神器「指輪」を入手してオーラパーツも入手してクリア。
このステージはこのステージ内で事が済む。

Stage2ガザの森(右上の森)。
map3で神器「竪琴」入手、とりあえずクリアする。
神器「腕輪」を持ってmap5から隠し部屋に。

Stage3王の墓(左上の砂漠)。
map3で神器「腕輪」入手、とりあえずクリアする。
神器「首飾り」を持ってmap1から隠し部屋に。

Stage2に戻ってオーラパーツ入手可能。

Stage4ラル湖(左下の湖のほこら)。
神器「竪琴」を持ってmap4から隠し部屋に、オーラパーツ入手。
map10で神器「王冠」入手。

Stage5ガウスの町(右下の川に囲まれた町)。
神器「王冠」を持ってmap11から隠し部屋に、オーラパーツ入手。
map13にで神器「首飾り」入手。

Stage3に戻ってオーラパーツ入手可能。
これでオーラパーツが揃ってオーラスターになる。

Stage6バルバ古代神殿跡(真ん中の神殿)。
途中の火の海が渡れるようになる。ロッドを手に入れて奥に進んで。。。

・クリアした。。。
疲れた。。。
後半、5つ目あたりの町の迷宮から準備をしていないとかなり厳しい。
1画面のステージはシューターが足りないので玉頼り。
制限いっぱい持っておきたい。
あと、アスレチックステージも厳しいので残機も制限いっぱい増やしておきたい。
カギも10ぐらい持っておくと安心。

幸い、最初のステージが玉も残機も稼ぎやすい。
稼いだらパスワードとっておく。

このゲームは残機もパスワードに残るので
ゲームオーバーになったら入力しなおしたほうが良い。

しかし、準備していけばゲームオーバーになることなくクリアできた。
ラストの迷宮は宝箱を取っていくとアイテム数いっぱいになる。
白紙の古文書、ラストの迷宮では読むことができない。
なら置いとくなよ、一度わざわざ出ろってか。

ロッドを二つ持つこと考えてアイテムを整理していく必要あり。
敵が速くやや難所があるが玉が結構置いてあるのでそこまで苦労しない。

で、あっさりクリア。
EDはスタッフクレジットなのかキャラの紹介なのかようわからん英語が流れる。
スクロールが早いので私の英語力では訳する暇なし。
とりあえず、南野陽子さんとアイスクリームが好きな人がいることはわかった。

OPには漢字のフォントも使っているのにEDが英語で済ませるなよなー。
でも最後のENDの文字が映画のラストっぽい演出でちょっと凝っていたかな。

・ハレー彗星
このゲーム、暗黒彗星の脅威がストーリーポイント。
そういえば、この時期だったんじゃない、ハレー彗星接近。
ああ、やっぱり1986年、このゲームが出た年だ。
話題のニュースを取り入れたんだね。

・古文書全部読むのはたいへん
読めるジジババが点在していてめんどう。
この古文書を読んでいけばゲームがクリアできる道筋になっているのか???
隠し部屋への入り方のざっくりした情報は得られるっぽいね。
でも、細かい床の場所は不明なのでやはりムリゲー。
やはり当時のゲームはムリゲーにして攻略本で稼ぐスタイルなのね。
感心できないね。

・残機数が死んだ時しか見えない
残機数制限いっぱいまで増やそうと思った時、ちと不便だった。
制限いっぱいになっているのに無駄に宝箱開けてカギを損した。
ポーズしたら見れたら良かったのに。


~~~改善点~~~
フィールドの進路や隠し部屋の出し方のヒントをわかりやすく。
フィールドは余計な隠し通路はなくてよい。
隠し部屋は神器あると床が反応して色が変わるとかすると良い。
古文書は手に入れたら自分で読めるように、
いちいちジジババに読んでもらうの面倒。
アイテムの取得限界なくして古文書集めもやりこみ要素にすると良い。
カーソルやフィールド移動の詰まるラグは改善する。

アクション面はそう直さなくても良いと思う。ちょっと難しいけど。
このシューターを使った攻撃がこのゲームのキモなので
直すとアイデンティティがなくなる。
いや、面倒な攻撃方法だけど。

このゲーム、攻略サイトも多いことから
クソゲーの中でも遊べるクソゲーだったんじゃない?

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