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2014年2月9日日曜日

[温故知新]レトロゲーム研究 「シャーロック・ホームズ 伯爵令嬢誘拐事件」の巻

Shunです。

週末は私が昔書きためていたレトロゲームのレビューを公開していく
温故知新シリーズ。
さて、今回は、、、

※アクションゲームです

「シャーロック・ホームズ 伯爵令嬢誘拐事件」(ファミリーコンピュータ)

これまたク○ゲーとして有名なFCの作品。
シャーロック・ホームズを主人公にした本ゲーム、
ホームズというと推理モノアドベンチャー?と思いきや
高難易度のアクションゲームになってます。

由緒正しいク○ゲーらしく、
まともにやると何が何だかわからず死にまくって進めようがない。
攻略サイト様見ながらで8時間ぐらいプレイしてやっとクリアした覚えです。
敵の当たりが理不尽で死にすぎ、もっさりした会話UIでぐったりでした。

以下、基本データとレビュー、ついでに攻略のメモ、文末に改善案です。

・基本データ
1986年12月発売。先週のモンキーの1か月後かい、86はクソゲー当たり年。
発売・開発はトーワチキ。
一部で有名な「アイドル八犬伝」を出したメーカーである。
「エルナークの財宝」もここか、持っていたけどクリアしたかな?
他、有名なゲームはない。

・ホームズが蹴る蹴る蹴る
ホームズが街中の人々を蹴ったりナイフで刺したりピストルで撃ち殺して
金を稼いだり情報を集めたりしてアイテムと手がかりを集めるアクションゲーム。
お金(ポンド)を払って列車でイギリスの地域を股にかける。
ロンドン・マンチェスターやグラスコーなどの8つの地域があり
それぞれの地域に誘拐団(だよね?)の幹部がいて
倒すと事件の真相に近づける情報が得られる。
幹部に合うためにはバイオリンやパイプなどホームズっぽいアイテムを手に入れて
特定の場所で使う必要がある。
このアイテムや幹部と合うための情報は人々を蹴って手に入れるが
無意味な情報やウソな情報が多数。
だが、その断片的なキーワードをよく考えると
解けるような解けないような仕組みになっている。
好きな地域から攻略できるので自由度は高いといえる。

でも、なぜアクションなのか。
FC初のADV「ポートピア連続殺人事件」が
PCからFCに移植されたのは1年前の85年11月。
当時はアクションゲームが多数でアドベンチャーが馴染みがなかったからかな。

・グラフィック
まあ当時のFCグラ。
キャラクタは多いので意外と頑張っている?
アイテムのグラはぐちゃっとしているバイオリンは言われないとわからんだろ。
サイドビューステージは館と下水道と公園の3つ使い回し。
ラストステージは城だけどちょっと下水道っぽいな。

・操作性
クソゲーがクソゲーと呼ばれるのは操作性が悪いのが大きい。
このゲームもご多分に漏れず。

Aボタンでキック。
街道ステージは短すぎてクソ性能、でもこれがメイン攻撃になる。
サイドビューだとジャンプキック。穴を飛び越えるのと攻撃が一緒になっている。
意外と強力だがタイミングを外すと敵に重なって瞬殺される。

Bボタンはアイテム使用。
武器のナイフとピストルはこれで使う、そこそこ強力。
その他、虫眼鏡とか手帳もこのボタン、
セレクトでポーズしてBでカーソル動かして選択する。

セレクトでポーズだがスタートでもポーズ、効果音が違う。
セレクトのポーズはアイテム選択ができるがスタートではできない、
統一すればいいのに。。。

十字ボタンで移動。
街道ステージの移動の遅さがクソに拍車を掛ける。
サイドビューでは左右で移動、上下ははしごの昇り降り。
このはしご昇り降り、詰まりやすく敵にやれやすいクソ。

で、問題はパスワードとコンティニュー。Ⅱコンを使用するクソ面倒仕様。
パスワードの表示はIコンでスタート(セレクトはNG)でポーズかけⅡコンの↑とAを押す。
20文字前後の文字列が表示される。
この文字列をタイトルでCONTINUEを選んで入力すると続きからプレイ可能。
お金やアイテムや推理力(謎パラメータ)を引き継いでいる、大変役立つ。

それとは別にゲームオーバー時にコンティニューができる。
なぜか2種類ある。

ひとつはⅠコンのセレクトとスタートを同時に押す。
お金が半分になって復活、だがライフが瀕死。まともにプレイ続行できない。

もうひとつがⅡコンの→とAB同時押し。
お金が半分はいっしょだがライフが初期値(上昇した分は回復しない)までは回復する。
安心してプレイ続行できる。

このコンティニューコマンドはゲームオーバーの文字が出ている間(5秒程度)に入力必要。
タイトルに戻ったらもうムリ。なので、所々でパスワードをメモっておきたい。
(まあ、今の時代スマホなりでパシャリと撮ればいいけど、楽な時代になった。。。)

このⅡコンが必要な仕様、クソ最低だと思う。
さらにこのⅡコン操作、説明書に書いてないらしい。これは製品回収レベルの問題。
(追加、ラストステージでもラスボスの部屋に行くときⅡコンの操作が必要。クソすぎ)

・音楽
ちょっと耳障りな明るい音楽。でも、公園とかはマッチしている感。
クソゲー=音楽は良い法則。。。とまでは言わないがまあ他の要素よりはマシ。

・会話のテンポ
ワトソンや店の会話は自動送りで5秒ぐらい待たないと進まずイライラ。
サイドビューステージで敵を倒すと聞ける情報がAやBでは送れない。
じゃあなんなのか?AB同時押しで閉じれる、聞いたことない操作。
AやB単体だと攻撃の連打して間違えて閉じてしまう、ということへの配慮なのか?
ウエイトを2秒ぐらい入れればいいだろと。
ちなみに、AB”だけ”同時押し、
方向ボタンを押しながらABだといつまで経っても閉じれないクソ仕様。

・手帳のシステム
唯一よく出来ていると思ったシステム。
サイドビューのステージのところどころにメッセージが隠されている。虫眼鏡で見つける。
そのメッセージは一見どうでもいい情報なのだが、手帳のアイテムに記録されていく。
(手帳入手前に見たメッセージも記録されている)
16のメッセージがある。
パッと見ただけではなんの変哲もないメッセージ。縦読みとかもなさげ。
途中、敵キャラが言うこの手帳に関するヒントを言う。
「メッセージの順番に番号を付ける」「頭文字」「7・1・3・4・10」。
つまり、手帳のメッセージの頭文字をある順番に並べると
ラストステージへの合言葉になる仕組み。
これはなかなか良い、アドベンチャーとしても良くできている。
ちなみに、全16のメッセージを見つけていないとラストステージには行けない。
というかこのゲームはメッセージさえ見つければ
幹部倒さなくてもラストステージに行ける?

・文字入力
パパイヤ団の合言葉、パスワードの入力で文字入力を行うがこの文字入力がクソ仕様。
まず、文字の並びがクソ。
アルファベットとカタカナが行・段を無視でひとつづきで並んでいる。
アルファベットならまだわかるが、カタカナだとすごく探しづらい。
操作はAで「入力」、Bは「一文字戻る」ではなく「入力終了」になってしまう。
セレクトが「一文字戻る」、スタートが「一文字進む」になっている。
まあ、これはマニュアルに操作説明があれば許せるか。

・推理力?
サイドビューで敵を倒すと情報を得られると共に左上の%表示の推理力が上昇する。
ある攻略サイトではこの推理力が低いと見つけられないアイテムがあるとか
ある攻略サイトでは無意味なパラメータだととか。
私は意識して上げることはなかったが影響なくクリアできる。無意味っぽいな。
ただ電車賃が安くなったような?(未検証)

・攻略メモ
「グラスゴーで7・1・3・4・10」
「アイコロバハ 7=9 1 3=5 4=6=8=15 10=11=14」

1 イッキニ
2 パイプハ
3 タバコデ
4 カンブハ
5 タマナシピストルハ
6 カンブノヘヤハハ
7 アルバショデ
8 カンブヲタオセバ

9 アイコトバハ
10 ヒトノイエニ
11 ヒトノハナシニ
12 リチギニ
13 ランプガアレバ
14 ヒロウカイフクニハ
15 カンブヲ
16 ブランデージョウハ

7・1・3・4・10
ア イ タ カ ヒ


---[改善案]---
アクションと推理アドベンチャーの組み合わせは今でも斬新。
そのコンセプトは活かせる。
(まあ、当時はコマンド式のアドベンチャーの思想がなかっただけだろうが)

Ⅱコンの操作はなし。パスワードはⅠコンの操作だけで表示できるように。
コンティニューはゲームオーバー時に選べるように。
敵からダメージを食らったらしばらく無敵時間を。
敵を倒して得る「推理力」が溜まったら
メッセージや幹部部屋への理不尽ではないヒントを出す。
初めからどの街にも行けるのは良い仕様、
ただお金の半減が痛いので敵はもう少し弱めに。
説明書にはウソを書かないこと。

「ステージに隠されたメッセージを手帳に記録して暗号を解く」という点は
すごく良い仕組みと思う。
操作性など理不尽なところをちょっと直したら名作になりえたんじゃないかな。
根本的に誘拐事件を追っている感がないのはしょうがないけど。

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